住宅ローンの金利の決まり方とは その1
民間金融機関の住宅ローンの金利は、以前は「長期プライムレート」(略して長プラ)を基準に決められていたので、どこの銀行もほぼ同じ金利になっていました。
長プラとは、「長期金利」のひとつで、銀行が優良企業に1年以上の期間で貸し出す資金の最優遇金利だったのです。
ところが19944年の夏、金融の自由化に伴い、各金融機関で独自に金利を設定するようになりました。
住宅ローンの金利には、おもに長期固定型、固定金利選択型、変動型があり、それぞれで金利の決まり方が異なります。
長期固定型や固定機関の長い固定金利選択型は、「10年物国債」の利回りに代表される長期金利に連動します。
また。変動型や固定期間の短い固定金利選択型は、一般的に「短期プライムレート」(略して短プラ)のような短期金利に連動します。
短期プライムレートとは、銀行が最優良企業に1年未満の期間で資金を貸し出す際の金利のことです。