返済完了期間について
住宅ローンの返済は、定年までに完了させることが望ましいようです。
まあ、たしかに、定年後も返済するのは、かなりキツイですものね。
誰しも定年後は、悠々自適に暮らしたいものです^^
返済期間は、(定年の年齢)−(購入時の年齢)が、基本となります。定年が60歳の場合、35歳で購入すると、60−35=25で、25年が返済期間となります。
しかし、実際にはそんな短い期間では借りられない(返せない)というケースも出てくるかもしれません。
その場合は、(定年の年齢)−(購入時の年齢)に、さらにプラスした期間を設けなければいけません。
プラスした分は、定年後も残ることになりますから、繰り上げ返済などをして、完済を早める必要が出てきます。
※ワンポイント用語解説 繰上げ返済とは?
返済中のローンについて、通常の返済額とは別に、ローン残高の全額または一部を返済することです。
「全部繰上返済」は、ローン残高の全部を返済期間途中で返してしまうことで、
「一部繰上返済」は、残高の一部を臨時に返済することです。
どちらも、ローン残高がなくなる、あるいは、減少するので、支払利息を一気に減らせる効果があります。
さらに、「一部繰上返済」には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があります。
「期間短縮型」は、現在の毎回の返済額を変えずに、残りの返済期間を短くする方法で、ローン残高を減らすことによって、何回分かの返済がカットされ、カットされた回数分の支払利息が節約されることになります。
「期間短縮型」の方が、支払利息の軽減効果が高いといわれています。