ボーナス併用返済 上手な利用法とは
前述したように、ボーナス返済に頼りすぎるのは危険ですが、ボーナス併用返済を上手に活用する方法もあります。
前回ご紹介した例(借入金3000万円、金利3%)では、毎月返済のみの場合も、ボーナス併用の場合も同じ、返済期間を30年と同じにして計算したのですが、これが、返済期間を変えて試算した場合は、以下のようになります。
例えば、3000万円のうち、1割をボーナス返済に回したとして、
返済月額を毎月返済のみの場合と同程度(12万6481円)にすると、返済期間は26年に短縮されます。ちなみに、ボーナス返済の額は8万3498円です。
このように、ボーナス併用返済を利用することにより、返済期間を4年短縮することができます。
返済期間が短いほど利息負担は軽減されるので、毎月返済のみ(返済期間30年)に比べて227万円以上総返済額を減らせることになるわけです。
ボーナス併用返済はやっぱり不安、という場合は、ボーナス併用するつもりで貯蓄をし、繰り上げ返済で返済期間の短縮を図る、という方法もあるようです。