繰上げ返済の優先順位とは
複数の住宅ローンを利用している場合、どのような順序で返していけばよいのか
すなわち、繰上げ返済の優先順位についての参考例をご紹介しましょう。
優先順位 1
金利の高いローン
繰上げ返済した場合に、利息の軽減効果が大きく、総返済額を早く減らせます。
優先順位 2
変動金利のローン
現在のような低金利状態が、いつまでも継続するかどうかは不確かです。変動金利ローンの場合、将来、金利が上昇した時に、返済額がアップしてしまう恐れもあります。
優先順位 3
返済期間の長いもの
返済が定年退職後まで続いているようなローンは、最後までローンを返済できるかどうかやはり不安ですので、繰上げ返済で返せるうちに返しておくのがベターでしょう。
優先順位 4
借入額の多いもの
11年目以降に金利が上昇する住宅金融公庫の「段階金利制度」などを利用している場合には、総返済額が大幅に軽減され、有利になります。
実際は、金利動向の見通しや将来に対する考え方等によって、繰上げ返済の効果を最大限に活かせる順序は変わってきます。
総合的に判断して、自分にいちばん適した順位をお決めになってくださいね。
ご参考までに
数値を入力するだけで、繰り上げ返済がシュミレーションできる新生銀行のホームページをご紹介しておきますね。
こちらです。→http://www.shinseibank.com/powerflex/housing/simulation/kuriage1.html