住宅ローン もしも払えなくなったら?

いくら念入りに、住宅購入のための資金計画や返済計画を立てて臨んだとしても、 

勤務先の倒産や業績の悪化、リストラ、病気、離婚など、思わぬ事態に遭遇し、返済計画が大幅に狂ってしまい、

最悪の場合ローンが返せなくなる、という可能性だって、全くないとは言い切れませんよね。

もちろん、そんな縁起でもないことは、ないに越したことはないのですが^^。一寸先は闇とも申しますし、何が起こるかわからないのが人生ですし。

そこで、万が一の時の場合に備えて、知識だけでも頭に入れておいていただければ幸いです。

返済が厳しくなった場合、

まずは本当に払えないかどうか検討してみましょう。

特に「生命保険」や「お子さんの教育のための積立」がある場合は、それらを有効活用して返済にあてることも可能です。

大手生保会社の生命保険(個人年金含む)には、積立・貯蓄機能が付いている場合がほとんどです。 これらの生命保険を全部又は一部解約し、その返戻金を住宅ローンの返済にあてるという方法が考えられるわけです。

また大学入学資金等のお子さんの教育のための積み立てについても、それを住宅ローンの返済に利用できないか検討してみるのもよいでしょう。

ありとあらゆる方法を検討してみて、それでもやはりローン返済が厳しくなってしまった場合は? 

1回でも返済が滞る前に(←ここ重要です)、ローンを借りた金融機関の担当者に相談されることをおすすめします。

今後の対応について、いっしょに検討してもらえます。

場合によっては元金据え置き返済(利子のみ支払う)、返済期間の延長等特別措置を取ってもらえることもあります。

最終的な手段として、住宅を任意売却する方法もありますが、その際も金融機関の承諾が必要になってきます。 

絶対にやめた方がよいのは、他の金融機関(特に消費者金融など金利の高いところ)から借りて住宅ローンを返済することです。

住宅ローンを返すために他から借りるという発想は、下手すると借金が膨れ上がってしまうことにもなりかねません。これは、まさに多重債務。転落への第一歩です。

借り入れの際に保証料を払っている場合も、

保証料は、あくまでも貸して側が損をしないための保険であるという認識を持ってください。

信用保証が実施された以後は、元貸し手側に替わって、今度は保証会社から住宅の競売任意売却を要求されることになります。

上記のような最悪の事態を免れるためには、やはり、最初の段階で、万が一のことまで頭に入れた破綻しない返済計画を立てることが重要になってくるといえるでしょう。



ワンポイント用語解説

競売とは

住宅ローンの返済が不可能になった場合、債務者がその担保として提供していた土地や建物などの不動産を、債権者が裁判所に申し立て、最低売却価格以上の最高値で落札させるシステムのことです。

一般的に、競売価格は、市場価格よりもかなり低く設定されます。 市場価格の5〜7割といってもいいでしょう。 最終的には通常価格の8割前後で落札される場合が多いようです。 

競売のデメリットは、落札価格の低さに尽きると思います(二束三文?)

また、受け渡しの際の、引っ越しの費用等の交渉も一切出来ないようです。 

尚かつ、競売後にも残った債務の支払い義務は継続します。 家を失っても、残った借金は払い続けなければいけないということです。

競売のメリットといえるかどうかはわかりませんが、落札されるまで、期間がかかってしまう場合、その間は、住んでいてかまわないということです。(その間のローン返済義務はないので、タダで住めるということですね)

任意売却とは

住宅ローン・借入金などの返済が困難になった場合、債務者(所有者)と債権者の間に仲介者(不動産屋など)が入り、不動産を競売にかけずに三者(所有者・債権者・買主)の納得のいく価格で売却を成立させることです。

すなわち、任意売却とは、競売という「強制処置」の前に、自らの意思(任意)で売却し、返済をする方法であるといえます。



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