借り換えシュミレーション 返済額軽減型の場合
前回、ご紹介しましたように、返済額軽減型は、新しい住宅ローンに借り換えた際、
当初の住宅ローンの残存期間と同じ期間で組み直す方法です。
では、固定金利4%のローンを、「返済額軽減型」で、
固定金利3%のローンに
借り換えた場合、いったいどれくらいの効果を得ることができるのか、
固定金利4%、借入額3,000万円、借入期間30年、元利均等払い(ボーナス返済なし)の
住宅ローンを例に挙げ試算してみましょう。
当初ローン(借り換えをせずにそのままローンを続けた場合)
毎月の返済額は、 143,224円
年間の返済額は、 1718,688円
30年間の総返済額 は、51,560,640円
になります。
5年後に固定金利3%・返済期間25年で借り替えた場合
毎月の返済額は、128,653円(当初ローン比▲14,571円)
年間の返済額は、1,543,836円(当初ローン比▲174,852円)
総返済額は、42,189,340円(当初ローン比▲4,371,300円)
になります。
10年後に固定金利3%・返済期間20年で借り替えた場合
毎月の返済額 135,321円(当初ローン比▲25,725円)
年間の返済額 1,623,852円(当初ローン比▲308,700円 )
総返済額 51,802,560円(当初ローン比▲6,174,000円)
になります。
以上のことから、途中で金利の低いローンに借り換えることによって、総返済額を大きく減らせることが分かります。
また、当初のローン金利と新しく借り換えたローン金利の差が大きければ大きいほど、借り換えの効果が大きくなります。
さらに、借り換え時期が早ければ早いほど、効果が大きくなります。
「返済額軽減型」の場合、ローン金利の差が大きければ大きいほど、また、借り換えの時期が早ければ早いほど、高い効果が得られます。