金利の動きを知っておきましょう
金利の先行きを予測することはなかなか難しいようですが、金利がどんな動きをしているかを知るだけでも、いたずらな不安から解消されます。
ここでは、金利の動きと景気との関係について調べたことをご紹介したいと思います。
バブルが崩壊してから90年代の長期不況の間に、金利は下がり続け、最近ようやく景気回復期を迎えて、金利はやや上昇傾向にあるようです。
住宅ローン金利のベースとなる市場金利は、長期金利(10年物国債)と短期金利(短プラ)で、やや異なる動きをしています。
長期金利は2003年以降、明らかに上昇傾向にあるようですが、短期金利は01年以降ずっと横ばい状態が続いています。
このことから、以下のような特徴がわかってきました。
長期金利・・・景気の動向を追いかける形でスムーズに動いている。
短期金利・・・日銀の政策(ゼロ金利政策など)によって動きが制約されやすい。
現時点では、長期固定金利が、上がりはじめている。ということを頭に入れておかれるとよいでしょう。